仕事の悩み

【事例紹介】介護士の私が利用者からのセクハラ対策のために行っている5つのこと

[st-kaiwa1]こんにちは!介護福祉士として介護の現場で働くハナです。[/st-kaiwa1]

介護士という職業柄、利用者からのセクハラ行為を1度や2度、受けてしまったことがある人も多いのではないかと思います。

過去の私自身もそうでしたが、突然セクハラを受けるとどうしたらいいのか分からずに困惑してしまいますよね・・・。

でもその許されない行為をそのままにしていてはいけません。

私たちが毅然とした態度で対応しない限り、相手のどんどん行為がエスカレートしていくばかりです。

とはいえ、利用者からのセクハラ行為を辞めさせるために私たち介護士に出来ることは限られています。

そこで今回は実際に私が行っている“効果的な対処法”と、私が働く施設で行っている“利用者からのセクハラ対策”についてご紹介していきたいと思います。

利用者からのセクハラを受けて悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね!

介護士が利用者から受けるセクハラってどんなことを言うの?

セクシャル・ハラスメント=セクハラとは、

【職場内で起きている性的な嫌がらせ行為】

のことを指しています。

具体的には、

  • 身体に触るなどといった性的な行動
  • 下ネタなどと言った身体的なことに関する性的な発言

のことを指し、このような行為を直接的に受けた場合だけでなく見ていて不快だと感じた場合も、”セクハラ行為”と見なされると言われています。

介護の現場で見られるセクハラ行為とは?具体的にどんな行為のことを指しているの?

身体に触るなどといった性的な行動

身体介助の多い介護士という職業柄、相手の身体に触れることは日常茶飯事かと思います。

しかし、介助中に相手側から故意に

  • 胸やお尻を触ろうとしてくる
  • 抱きついてこようとする

などといった行為をしてくる利用者も中にはいるのではないでしょうか?

ちなみにこのような行為は利用者からのセクハラ行為に当てはまると言われています。

また、裸になった姿を見せてくる、わざと身体を触るように指示してくる、などといった行為もセクハラ行為にあてはまると言われています。

下ネタなどと言った身体的なことに関する性的な発言

発言している本人はまったくもって自覚していないことも多いのですが、

  • いわゆる下ネタに当てはまる言動
  • 身体的なことに対する発言や質問

などもセクハラ行為として当てはまります。

[st-kaiwa1]発言している本人がセクハラだと思っていなくても、発言されている人がセクハラ的な発言だと思うなら、それはもうセクハラとしてとらえてもいいでしょう。[/st-kaiwa1]

介護の現場でセクハラをされやすい人の特徴

若い

新人

気が弱そう

反感しなそう

といったタイプの人が基本的にはセクハラの対象として狙われやすいのですが、現実にはそういう訳でもありません。

例えばセクハラ行為が当たり前になってしまっている利用者の中には、気が強そうなおばちゃん介護士に対しても当たり前のようにセクハラ行為をしていたりもします。

もしかしたらセクハラ行為をしてくるおじいちゃん利用者からみたら、おばちゃん介護士も”若い”部類に入るのかもしれませんが・・・。

というように介護士として介護の現場で働いている以上「誰もがセクハラ行為を受ける可能性がある!」ということは覚えておいた方がいいかと思います。

介護士の私が実際に受けたセクハラ事例

まだ未熟だった介護士のころに私が利用者から受けた「セクハラ」の内容についていくつか説明していきたいと思います。

半身まひアリの頭はクリアな男性利用者

半身まひがあるものの頭はクリアで下ネタ大好きなCさんは、新人介護士として働き始めた私を格好の餌食としていました(泣)。

とはいえ、事前に先輩介護士から

「下ネタが大好きな人だから上手くかわすように!」

といった忠告は受けてはいたんですけどね。

実際に接してみるとそれはもう聞いていた通りで、常にスケベな表情でヘラヘラと笑っていて声をかけてくるたびに、いやらしい発言・言動ばかり・・・。

そういうこともあって基本的には身体介助が必要な場合は男性介護士が対応していましたが、身体的な発言などは所かまわず周りを気にせずに発言することも多かったため、私自身がハッキリと自分の意見が言えるようになるまではかなりイヤな思いをさせられました。

[st-kaiwa1]ちなみに周囲の介護職員はそういった行為をされるのが当たり前になってしまっていたこともあり、上手くかわすのみで特にそこまで気にしていない様子でした。[/st-kaiwa1]

認知症の男性利用者

認知症の症状からセクハラ行為をしてくる利用者もたくさんいました。

例えば私がいちばん嫌な思いをさせられた認知症のOさんの場合、とにかくお触りが半端なかったですね。

血圧測定のときに腕を触ってくる、すれ違いざまにお尻をタッチしてくる、なんてことは序の口。

スキあらば身体のどこかに触れてくる感じで、一緒に働くスタッフの中には、胸を触られたり、抱きつかれたりされるなんて人もいました。

ちなみに私は胸を触られたり抱きつかれたりという行為はされなかったものの、それ以外の行為は当たり前のようにされていたのですが、

「これ以上触るなら奥さんに言いますからね」

とOさんにハッキリと怖い顔をして言いきったところ、それ以降は私に対してのセクハラ行為はなくなりました。

[st-kaiwa1]認知症だからといって諦めるのではなく、毅然とした対応をすることも大事なことと実感しましたね。[/st-kaiwa1]

友人介護士が受けたセクハラ行為の事例

施設で24時間制勤務アリの勤務形態で働いていた友人は私以上の想像しがたいセクハラ行為を利用者から受けていました。

セクハラ行為以上!?

認知症があるものの身体機能に関しては元気いっぱいだったという利用者のTさんは、介護士として働く友人の夜勤中を狙って、なんと自分の個室のベットに押し倒してくるという行為をしてきました。

友人は思いっきり抵抗しましたが、体格の良い利用者Tさんのまさかの行動に恐怖&戸惑いを隠せず、声を出すことも出来ない状況に陥ってしまったと話してくれました・・・。

なおその後に関しては「自分を守るために!」とTさんの急所を蹴ってなんとかその場を離れることが出来たそうですが、その行為があった翌日に報告を上司にしたところ、

「介護士なんだからそのくらいは我慢しないとダメだ」

という理解不能な言葉を言い渡され、そしてその言葉にショックを受け、その後はその施設へ出勤するのを辞めてしまったそうです。

[st-kaiwa1]ちなみにその友人介護士は今は夜勤のない施設で介護士を続けていて「今はセクハラ行為に悩まされることもないし、楽しく仕事に取り組めている」と今の状況について話してくれました。[/st-kaiwa1]

 


 

・・・というように介護士として働いていると、セクハラ行為は当たり前のように、そう、それも日常的に溢れかえっているのです。

実践済!効果絶大のセクハラ対処法まとめ

上記でご紹介した通り、介護の現場ではセクハラ行為が日常的に溢れかえっています。

とはいえ、このような行為を野放しにしてはいけませんし、私たち介護士はそのような行為に対して毅然とした態度をとらなければいけません。

ということで、以下では私自身が実践して効果を得たセクハラ対処法についてご紹介していきたいと思います。

毅然とした態度で対応する

もしこれを読んでいるあなたが現在進行形で「セクハラ行為を受けている」「受けそうになっている」場合は、毅然とした態度&表情でハッキリと

「やめてください」

と言うようにしましょう。

「やめてください」とハッキリと言わなかったり、戸惑ってしまっていると、相手のセクハラ行為はどんどんエスカレートしていくだけです。

とはいえ、どう対応したらいいのか分からない、同僚は軽く流しているだけ、上司は助けてくれない、といった状況の人もいますよね。

そんなときは、いつもの営業スマイルは封印して

  • 冷たい視線
  • 低いトーンの声

で、

「何ですか?」「やめてください」「それセクハラ行為ですよ」

とはっきりと言いきってしまいましょう。

毅然とした態度をとることでピタッとセクハラ行為を辞める利用者もいますからね。

でもそれでも辞めない場合は、

「今触りましたよね。セクハラは犯罪ですよ。このまま続けるとここにいること(通うこと)が出来なくなりますよ。」

と脅すくらいの言葉をかけるのも意外と効果があるのでおすすめです。

あと、

  • 奥様(または家族)に報告します
  • 警察呼びます

といった言葉もかなり効果が得られます。

もちろん言葉がけをする際には、毅然とした態度で冷たい視線・低いトーンの声は必須ですよ。

なおセクハラをしてくるような利用者には「利用者様だから」というような遠慮や気遣いは一切無用です。

まわりが助けてくれないなら”自分は自分”と割り切って毅然とした態度で対応するようにしましょう。

セクハラ行為をする利用者とは一定距離を保つ

セクハラ行為をしてくる可能性のある利用者と接するときは、一定距離を保てるようにしておくこともポイントです。

とはいっても、身体介護が主な業務の介護士として働いている以上、一定距離を保つことが難しいこともありますよね。

なのでそいういった時に備えて、さっと身を引けるようにしておけるようにしておくことも大切です。

[st-kaiwa1]男性職員がいるようであればその旨を伝えておいて、出来るだけ近づかないように出来るような対策をしておくことも大事です。[/st-kaiwa1]

受けたセクハラ行為について記録に残す

記録に残すことで万が一法的にもめるようなことになった場合などはそれが証拠の一部となります。

ケース記録や日誌等などで十分なので、日付とセクハラ的な発言&行為はすべて記録に残すようにしておきましょう。

自分を守るためにも、また一緒に働く職員との情報共有にもつながります。

一人で訪室しない

施設勤務の場合、一人で訪室しなければならないシーンのほうが多いかと思います。

ただセクハラ行為をしてくる利用者の部屋が個室の場合は、一人での訪室は絶対にしてはいけません。

かならず2人以上で訪室するか、男性職員にお願いするようにしましょう。

なお職員の人数や都合上、どうしても訪室を一人でしなければならない状況の場合は、

  • ドアを全開にしておく
  • すぐに助けを求められるようにしておく

などといった工夫は怠らないようにしてくださいね。

同僚との情報共有は欠かさない

もしあなたが利用者からのセクハラを受けている場合、その事実は隠すことなく同僚にもきちんと情報共有出来るようにしておきましょう。

もしかしたらあなただけではなく、他の職員も同様にセクハラ被害にあってしまっている場合もありえますからね。

これ以上被害を増やさないためにも、またセクハラに対しての対応を統一して行うためにも、職員間の情報共有は欠かさないようにすることが大切です。

上司への報告は必ず行う

  • 身体に触るなどといった性的な行動
  • 下ネタなどと言った身体的なことに関する性的な発言

を受けたら、すぐに上司に報告をするようにしましょう。

どんなに小さなことでもいいんです。

とにもかくにも報告することが大事です。

とはいえ、施設や上司によってはそういった行為に対してめをつぶってしまっているところもあるのが今の介護業界の現状でもあります。

しかし日本の法律では”職場ではセクハラ対策をしなければならないという決まり”があります。

本来であれば、上司や施設側が私たち介護職員を守らなければならないのです。

なのでもし事実を伝えた上で何も行動に出てくれないようであれば、その施設で働き続けたところでその状況は何も変わらないでしょう。

介護の現場はたくさんあります。

セクハラ対策をきちんとしているところ、職員に寄り添った環境を提供している職場はいくらでもあります。

上司が動いてくれないなら、自分から動いてしまいましょう。

介護の現場でセクハラが発生しにくいのはどんな施設?

以下のようなサービスを提供している介護現場では比較的セクハラが発生しにくい場所でもあるので、このような場へと移動するというのもひとつの対処法としてはおすすめです。

  • デイサービス
  • デイケア

通所型の施設に通われる方の多くは基本的に自宅で生活できる人が通われている場所でもあるので、セクハラをしてくるような人はほとんどいません。

万が一いたとしても毅然とした態度で対応すれば、その場にいることができないという危機感に陥るのか、自然とおとなしくなる傾向が強いです(苦笑)。

なお施設内に関していえば、

  • ワンフロアで視覚がない
  • 人の目が気になる
  • セクハラが出来る環境とは程遠い

といった理由からもセクハラ行為は起こりにくい場所でもありますね。

今の状況が改善されないなら転職も一つの手段!

「今いる施設での利用者からのセクハラが改善されない」「移動したくても出来ない」「通所型では働きたくない」といった場合は、思い切って転職してみるのも、また一つの手段です。

ただ転職先を安易に選んでしまうとまた同じような施設へと入職してしまうことにもなりかねないので、施設選びは慎重に行うようにしてくださいね。

なお介護士向けの転職サイトであれば、施設の事情に詳しいコンサルタントさんやコーディネーターさんがあなたが希望する条件にあう職場を無料で探してくれます!

自分で行う転職活動では知り得ることもできないような情報などもコンサルタントさんやコーディネーターさんはガッツリと握っているので、よりよい環境での勤務を希望する場合は利用してみるのもひとつの案です。

今悩んでいる悩みなども親身になって相談にのってくれますしね。

ちなみに私自身は転職サイトを利用して転職したことでよりよい環境&待遇の施設で働けるようになりました!

お世話になった転職支援サイト↓


女性コーディネーターが対応してくれる女性向けの転職支援サイト「なでしこ介護士」であれば今の状況を相談しやすいですし(相談だけでもOK)今いる環境以上の職場を紹介してもらうことも可能です↓


最後に・・・。

利用者からのセクハラ行為は絶対にあってはならないことです。

決して我慢はしてはいけません。

今の職場が対応してくれないなら、働く場所を変えたっていいんです。

セクハラ対策に力を入れている施設はたくさんありますし、女性が働きやすい職場になれるよう努力している施設は私たちがしらないだけで想像以上にたくさんあります。

こういった問題はデリケートなことでもあるのでなかなか話しづらいかもしれませんが・・・。

一人で悩むようなことはしないで、少しでも状況が良くなるような行動に出るようにしてくださいね!